やはり死ぬ気弾より小言弾

皆さんは「家庭教師ヒットマンREBORN!」という漫画をご存知ですか?
かつて週刊少年ジャンプにて連載されていた作品で、内容を詳しく知らなくとも、名前は知っているという人は多いのではないでしょうか。

すっごい簡単に説明すると、普段ダメダメな中学生主人公・ツナをマフィアのボスに仕立て上げるべく、家庭教師でありヒットマンのリボーンという赤ん坊がやってくるという話です。

作中には「死ぬ気弾」という特殊な弾丸が登場します。リボーンがツナの眉間に死ぬ気弾を打ち込むと、「このままでは死んでも死にきれない」というプレッシャーが原動力となる「死ぬ気モード」になり、死ぬ気で行動するようになります。

また、「小言弾」という弾丸も途中から存在するようになります。身近な人の小言が聞こえてくる弾丸で、これにより死ぬ気になる気持ちが湧いてくるというアイテムです。小言弾を使うと、ツナはパワーアップした「超(ハイパー)死ぬ気モード」という状態になります。

この「死ぬ気弾」と「小言弾」の違いについて、作中で語られたところによると、「外発的なプレッシャー」と「内発的な動機づけ」の差らしいです。
いわば、「外発的動機づけと内発的動機づけのどちらが真に効果を発揮するかの差」だということです。
動機づけが外発的と内発的で、どちらが良いかは直感的にも分かる通り、内発的の方が良いとされています。(これは私が大学でかじった心理学的にもそうであるとされています)

好きな作品を絡めて何の話をしたかったかというと、「義務感でする勉強よりも自発的にする勉強の方が精神的に良く、やる気も出るよね」という話です。

最近私はいくつかの興味を持った分野の知識を仕入れようといろんな本を読んだり買って読もうとしています。
例えば、天文学とか歴史とか哲学とかです。

私は高校卒業まで、授業の内容をひたすら受験のために詰め込むような、ひたすら義務感で勉強していました。
大学では主に興味のある分野を学べたのですが、どちらかというと単位を取るための学習をしていた気がします。大学で好奇心を糧に勉強できていたらよかったんでしょうけどね。そういうふうに考えることができませんでした。

さて、最近の私はというと、知識や考え方を得ることを義務感に駆られて行う必要がない状態です。
そうした状態で、ふと教養を深めてみようと思いました。
本を手にとって見て、難しい内容の文章を自分なりに理解してもようとしました。
とても楽しかったです。
義務感のない勉強というか知識の吸収、すごく楽しいんですよね。やる気も満ちた状態です。

ただ、私は義務的に勉強すること、例えば学校とかについて否定したいわけではありません。義務感で勉強しなきゃいけない期間というのも必要だと思います。そうしたことで得られる基礎力とか考え方もあるでしょうから。

でも、もしこの記事を読んでくれている方が、義務的に勉強する必要のない状態で、自身の知識を深めることを特に行ってないならば、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
興味のある分野でいいです。やりたいと思ったものです。話のネタに使える豆知識でも良いと思います。
量も好きなように調節すればいいと思います。

なぜ、私がこうして知識を得ることを勧めているかというと、noteで「時間を無為に過ごしていないだろうか」という主旨の記事を見かけて、内容に全肯定はできずとも考えるきっかけになったからです。
その記事のおかげで、今知識を深める楽しみを感じています。

この記事が考えるきっかけになればいいなぁと思っています。
以上、久しぶりに文を書いた冥王星でした!

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Posted by 冥王星