離別

感情がぐちゃぐちゃ!って感じになった今日は殴り書きみたいにいろいろ感じたことを書きます。テーマは「離別」、すなわち人やコンテンツと関われなくなることについてです。今回はいつも以上にとりとめもなくなりそう。

いやー、何があったって、推しているVtuberの久遠千歳ちゃんが所属の「にじさんじ」を引退する発表(つまりVtuberの引退)とそれに関連する配信があったんですよね……

久遠千歳ちゃんとの出会いは、確か千歳ちゃんがロアちゃんの何万人かの記念配信にお祝いをしに来た時だったと思います。千歳ちゃんがお祝いに来て、ロアちゃんは嬉しさや感激で泣いていました。その時の「泣くなって」といった声の掛け方、声に惹かれました。

ただ、その時は「こういう人もにじさんじにいるんだー」って思って一応チャンネル登録した感じだったと思います。

その前だったか後だったか記憶が定かではないのですが、様々な良きVtuberを見つけて推しているVtuberのファンであり、本人はバ美肉の発祥地でもあるイラストレーターの巻羊先生が、リゼ皇女あたりと共に千歳ちゃんを紹介した記事を公開していました。そのおかげで印象もぐっと良く感じたように記憶しています。

千歳ちゃんは歌声がとてもキレイで、お歌配信のアーカイブは何度も聴いています。もちろん配信も楽しく、特に土曜の朝配信をしばらく定期的にしていたのが好きで、土曜は朝から待機していました。占い結果で「一番を選んだ『お前』!」と言ってきたり、謎のラジオ体操をしたり、くそマロを読み上げたり、筋トレを配信の始めにしたり、そう、彼女と私達「ころしや」(リスナーの呼称)は確かに楽しい思い出を築いてきました。

Vtuberの引退は今までも何度か話題になってきました。でも、推しているVtuberが引退することは今までなかったので、どこか対岸の火事の様な気がしていました。そんな生ぬるい考えをしていたからでしょうか、別れは突然やってきたんですね。

千歳ちゃんはここ最近配信をせず、歌動画などをメインにあげていました。元々配信頻度が高い方ではなかったし、そういう時もあるよなくらいに考えていました。でも昨日に「大切なお知らせ」をする旨のツイートがあって、どことなく察しました。わざわざ「大切なお知らせ」と表現するんだから、きっとそうなんだろうな、と。

で、今日の配信を見に行きました。千歳ちゃんは相変わらずで、元気そうでした。もしかしたらそう振る舞っていただけなのかもしれないけど、少なくともそう振る舞えるだけの元気はあることが分かり、少し安心しました。

そこから千歳ちゃんは、色々正直に語ってくれました。配信が億劫になっていたこと、自分はそんなに優しくないと感じていること、色々謝らなければいけないと感じていること、最後の配信をせずに動画だけ出して引退しようとしたこと(本人は「逃げる」と表現していました)、そしてリスナーに大変感謝していること。

引退の直接的な理由は特に話してはくれなかったけど、少なくとも私はそれだけの思いを素直に話してくれたことで満足しました。多分、話せるだけのことを本当に正直に話してくれたのだと思います。配信が億劫だったとか、なかなか言いづらいし隠していても良かったのに、言ってくれたのが特に嬉しくて、私はそれで満たされました。

あと、不老不死の呪いが溶けたのだと、嬉しそうに話していました。不老不死の呪いがかけられ死ねないというVtuberですからね。そういうバーチャルな(設定的な)事を交えて話してくれたことも嬉しかったです。Vtuberとして最後まであり続けてくれたんだな、そう思いました。

彼女はここから普通の女の子として生きていくそうです。寂しさはありますが、でも不老不死の呪いが溶けて普通に死ねるようになったのは喜ばしいことだと思います。私は千歳ちゃんが楽しい人生を歩んで充実していたと思いながら死ねることを切に願っています。

千歳ちゃんは今後、夢月ロアちゃんとマイクラをして、あともう一個コラボがあるかないかということらしいので、それも非常に楽しみです。私にとって千歳ちゃんとの出会いのもとなったロアちゃんとのコラボで締めるかも知れないというのは、なかなか感慨深いです。

それはそれとして、ですね! 最近いろんなものと離別する、あるいは何かが間違っていたら離別していたかもしれないことが何度かあったので、大変感傷的になってしまいます。

最も近い離別は千歳ちゃん以外だと、ハッカドールです。ハッカドールはアニメを見て一気に引き込まれ、アプリも使用していました。ハッカドールもアプリが終了し、ツイッターアカウントもつぶやかなくなりました。

ハッカドールはアプリの更新だけでなく、ファンのことを考えて色々行動してくれました。ハッカドールアプリがメモリアルアプリになったのもそうですし、Vtuberとして活動したことや、サービス終了が決まってからの盛り上げようとする動きは特に目を張るものがありました。

千歳ちゃんもそうですが、ハッカドールも最後に皆に良き思い出として終わってほしくて動いてくれていたような気がします。ありがとう。実際に良い思い出として残ったと思います。本当にありがとう。

あとは衝撃的な離別といえば、私の大好きなエロゲーブランドのLightが親会社の倒産と同時に終了となってことですね。大好きなシリーズやライターさんの今後が心配になりましたが、一応続編を別の所で作ることになっていたり、新しい動きが出ている様子であったり、まだ完全に総てが絶たれたわけではないのが不幸中の幸いといったところでしょうか。でもとてもショッキングで、とても残念ではあったのですけどね。

離別することがはっきりと分かった上での離別はこんな感じです。ところが、はっきりとわからない上で離別しているっぽい状態になることも時にはあります。

私の中でそうなったのは、Vtuberの語部紡さんです。彼女はにじさんじに入ってライバーとして活動し始めてから三回かそこらの配信で結構話題になりました。でも、その三回くらいの配信のあと、ツイッターの投稿も配信も行われていません。何かしら事情があるのだろうな、とは思いますがお別れもいえないままにそのままお別れになってしまうのはお別れを言えたときよりも寂しいものです。

私が過去に遊んでいたネトゲ関連の知り合いが最近ツイッタ―のTLでこういうことを言っていました。「四日くらいツイッターで発言しなくなったらそういうことだと思って諦めてほしい」。ちょうどその人はいま、豪雨で大変な地域にいます(今の所本人は無事みたいですが)。ネットでの関係というものは本人がネットで発言しなくなったら基本的にそれで終わりなので、とても寂しいですね。気軽な分、終わりもあっけない。

人も、コンテンツもそのうち自分と離別していってしまうかもしれないんだな、ということをしみじみと感じています。そうなる前に、ちゃんと関わっていくことも大事なんだな、と思います。

だらだらと長くなりましたが、この辺りでこの記事は締めようと思います。最後に、私の今の心情とシンクロするハッカドール三号ちゃんのお別れの動画での発言を書いて終わります。

推しは推せるときに推していけ。

日記

Posted by 冥王星